今、「本日の夢太郎」のコーナーに、夢ちゃんと一緒に写真に収まっている子猫、この子はゴエモンちゃんと言います。
今は東京で温かい家族に囲まれ、幸せに暮らしていますが、夢太郎と10日間だけ一緒に過ごした日々がありました。
もう3年くらい前になるかな?
私は当時デパートでアルバイトをしていたのですが、帰るときに警備室の前を通ると、警備員さんたちが何やらワイワイしています。
見ると、小さな子猫を抱いた女性備員さん。思わず声をかけると、デパートの中庭にうずくまっていたその子を拾って来たそうです。
そして他の警備員さんたちは「拾ってきても困るよ!保健所に連絡だ。」などと言っています。
彼女は拾ってきたものの、飼える状況ではないようです。
ウチは夢太郎が猫を怖がるので、ほぼ絶対無理・・・・。でも「保健所」と聞いてついつい
「じゃあ私が連れて帰ります!!」と名乗り出てしまった・・・。
女性警備員さんは紙袋の中にタオルを敷いてくれ、小さな子猫を手渡してくれました。
さて、この子をどうするか・・・。大事な命、もし夢太郎と上手く行ったら一緒に育てるとして、駄目だったら頑張って里親を探さなくちゃな〜・・・・。
家に連れて帰ると大変でした!
小さなその子は信じられないくらい元気が良く、一時もじっとしていません。
部屋と廊下をダダダ〜!!と走り回ります。ぐうたらの夢太郎は相当驚いたようです。
「なんだコイツは!?」と言う感じで戸惑い、「フーッ!!」と威嚇したり。(そんな声は今まで聞いた事がなかった・・・)
子猫は無邪気なもので、威嚇されても頭をたたかれても(そう、夢太郎はこの子の頭をたたくのだ!)それでも夢太郎と遊びたいようで、果敢に近寄って行きます。
近寄らせまいと頑張る夢太郎、無邪気に寄っていく子猫・・・。
ちなみに、ウチではこの子を「ちびっちょ」と呼んでいました。
ある時、夢太郎がソファで寝ている時、ちびっちょが夢ちゃんのお腹のあたりにすっぽりと入り込み、仲良く寄り添っています。
それがとても可愛くて、写真を撮りました。
ちびっちょは寝ている夢太郎のおっぱいをちゅうちゅう吸ったり、甘えん坊します。
夢太郎は一度目を覚ますととたんに威嚇をするので、寝ている隙にしか甘えられないちびっちょが可哀想・・・。
「やっぱり無理かなあ・・・」と、あちこちに声をかけて里親さんを探しました。
すると昔勤めていた会社の友達のママ友達が、この子を気に入ったとの連絡をくれました。
「ああ、良かった〜!」ホッとしました。
お住まいは東京。引渡しの日、布かばんにちびっちょをつめて電車に乗ると、やっぱり全然大人しくしてないので、かばんのファスナーから顔をぐりぐりと出してきます。
慌てて頭を押し込む私と、出ようとするちびっちょ・・・!
もう〜、少しは大人しくしてくれ〜!!
でも、そのかばんから顔をのぞかせて泣くちびっちょの顔を見てたら、無性に泣きたくなった。
もしかしたらこれで一生のお別れになるかも知れないのかな・・・。そんな風に思ったらね。
ちびっちょはとても珍しい色をしていた。ミルクたっぷりのミルクティの色。
これから先、ミルクティを飲むたびにちびっちょを思い出すのかな・・・そんなセンチメンタルな気分に。
中学生の娘さんがいらっしゃると言う里親さんと駅でお会いしました。とても素敵な女性です。
そこで引き渡すと思っていた里親さんにお願いして、家まで一緒に行かせてもらい、何ともおせっかいに色々とレクチャーしたり、途中で帰ってきた娘さんにも、「愛情をかければちゃんと伝わるの」などと熱く語ったりして・・・・。
ああ、かなり鬱陶しかったと思います、私・・・・!すみません・・・。
いつの間に思い入れがいっぱいになってたんですね〜。
それでも、ちゃんとした良いご家庭の一員になれるという所を見届けたので、一安心して帰ってくる事ができました。
安心はしたものの・・・・何だか切なくて、デパートの中のデザート屋さんで豪華なフルーツワッフルのセットを何故だかバクバク食べて寂しさを紛らわせました。
こういう時にすぐ食に走るのが悪い癖だ・・・。
でもね、その後時々連絡をくれるのですが、今ではすっかり大きくなって、(ゴエモンと名づけられました)娘さんに抱っこされた写メールとか、幸せそうなちびっちょ、いや、ゴエモンちゃんを見ると嬉しくて、幸せな気分になります。
ほんの10日間だけど、一緒に暮らせて良かったなあ。
そんな思い出の一こま、の写真です。

2009-01-06 11:15